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このまま習慣化できれば

昨日は外来であった。




 午前中は耳鼻科。例によって聴力検査し「今日も診察は混んでいるんだろうなあ〜」と思いながら看護師さんに声をかけると「今日はそれほど混んでなかったと思いますよ」と確認してくれた。実際、ほとんど混んでいないのでそのまま待つ事にした。と言っても、途中で一服しに行ったのであるが…。
「戻ってきたら受付へ声をかけて下さい」と言われたので戻ってきた旨を伝えると、15分くらいで呼ばれた。都合30分待ちと言ったところだろう。
 一ヶ月ほど投薬を中断して経過観察の身。また若干低音域のレベルが低くなってきているとの事。自覚症状としてはたまに聞き取りにくい事や音程のズレを感じたし、耳鳴りもしていた。であるから良くなっているとは思っていなかったのだが、若干ながら悪くなっているとの結果に「あ〜、やっぱりそんなもんなんだなあ」と思ったものである。つまりたぶん治らないんだろうなあと。
 薬はまだ残りがある事を伝えたところ、それを飲んでみて様子を見ましょうとの結論に至った。さらに花粉症シーズンも近いためアレルギー薬も処方をお願いした。

 午後は精神科である。
基本的に午後は精神科デイケアへ参加しているため、先生の都合が良いときに呼ばれる事が多い。
余談ながらこの話をある人にしたら「僕だったら嫌ですけど」と言っていたが、先生の都合が良いときと言うのは時間が取れるときにほぼ等しく(必ずしもではない)、比較的長時間お話しができるので「私にとってはその方がありがたいんだよ」と話したところ、結構納得した様子だった。
 と言う事で呼ばれる時間は決まっているようで決まっていないケースが多い。普段なら遅めが多いのだが昨日は比較的早く呼ばれた。予約が午前中の場合はほぼ時刻通りに呼ばれる。と言っても毎回遅刻してしまうのだが…。

 今一番困惑している事は朝起きられない事である。昨年末からデイケアの担当看護師さんへ相談をしており、就寝前服用薬を飲んだ時刻とおそらく寝付くであろう時刻、そして起床時刻を記録するようにしている。記録を始めて2週間くらいで若干ではあるものの早めにシフトしてきたのだが、年末年始のダラダラした生活が祟り、また起床時刻が遅くなってきてしまっているのだ。
 まあ、診察時間中に長々とお話しするのも申し訳ないので起きられない事のみを伝えたのであるが、面白かったのは(簡潔に書けば)「起きる時間を決めて、何があってもその時間に起きる事。そのためには何時に寝ても良い」とのご意見だった。
 起きる時間を固定する事で夜も自然と眠くなってくる(夜更かしをしにくくなる)ため、トータルで見た場合、生活リズムは(いわゆる朝型に)整うと言った意味である。だいたい2週間続けると身に付くそうである。勿論、個人差はあるだろう。そのためにも決めた時間には起きるという鉄則を設ける事が必要との話であった。実話を織り交ぜての話でもあり「なるほど!」と思った。これには強固な意志も必要である。

 さらに面白いのが、デイケアの看護師さんとの面接では「寝る時間を早くする事」を目標としている。現状の睡眠時間を確保したまま朝早く起きるためには○時に寝るとの考え方である。主治医の提案はその反対である。スタート(就寝時刻)を早めに固定するか、エンド(起床時刻)を確実に守るか。

 で、答えは両方正解なんだと思う。どちらが自分にとって向いているか?だと思う。この他にもアプローチはあるのかもしれぬ。
寝る時間を早くすると結果が出やすい人もいれば、何が何でも起きる時間を守る(たとえ睡眠時間が2、3時間の日があっても)と結果が出やすい人もいるのだと思う。
 で、ワタクシはどちらに該当するのか良く解らんが、ものは試しで昨夜は寝る時間に捕らわれず、さらに起きる時刻をいつもより早く設定して寝た。
 またまた面白い事に不思議とその時刻に起床できた。睡眠時間は逆算すると5時間足らずである。でも、起きられたし今のところ横にもなっていない。なんだか不思議な体験である。

 まあ、明日以降もこの状態をキープできるのかは解らない。今までの経験では数日は保つのだが、その後リバウンドがおこる。早ければ翌日から頓挫してしまう。しかし、2週間は頑張ってみようと思う。

 話は変わり「抑さんは今の仕事に向いていないんじゃないか?」との話も出た。先生、それを言っちゃあお終いよですよ〜。
実はこれにも理由があるのだと思う。というのは現実に直面するよう促したのだと思う。戻るか戻らないか(勿論戻るつもりである)は別として、いつまでもこの状態で過ごせるはずもなく、社会へ復帰しなければならない(敢えてべき指向)。

 理想を言えばワタクシの好きな事・得意な事で生計を立てられたらと頭をかすめる。一方でこのご時世、転職もそう簡単ではない(どころか難しい)し、それで食っていくとなると結構厳しいとの話も聞いている。以前その仕事に就いている方から「暇なんですよ」とも聞いているし。それと好きな事を職業として選択した場合、苦痛に変わってしまう可能性がある。これはかつて経験済みなのである。
 資格も必要であるし、過酷な労働環境でありながら、賃金は低い部類に入ると思う。まあ、それでも充実して仕事ができるのなら良いのかもしれぬが、今のワタクシには非現実的である事に違いはなく、また現所属先に対し迷惑をかけている事もあり、今の職場へ戻って恩返しする必要もあると思うのである。上司も復職を待ってくれている。さらに転勤する事によって環境が変わり、負荷も軽減する可能性はある。
 一番現実味のある方法は復職する事である。それでまた調子を崩してしまえばその時に改めて考えても遅くはないと思っている。この点については先生も同意してくれた。でも、これって前回の復職時にも言ったんだよなあ。当時の主治医に。

 話は前後するが、なぜ朝起きられないのか?について、もう一つの課題が隠れているのも自覚している。
目覚めても何もやる気がしないのである。そのくせ夕方くらいから「ああ、あれをやろう」とか思い立ち、やっている内に「おお、もうこんな時間か!」という生活をしている。これを巷では悪循環と呼ぶ。
 朝起きてやる事があれば、やりたいと思う事があれば二度寝、三度寝は回避できると思う。実は朝起きられないのではなく、二度寝、三度寝してしまうのが実態である。そのためにも起きたら何かやる事(勿論、面白い事の方が効果は高い)を見付けられれば良いなと思っている。困った事に、夕方くらいからやる気が出てくる事はなぜか午前中には出てこない事も付け加えねばならない。
資金に余裕があれば、喫茶店でお茶をすすりながら慌ただしげに通り過ぎる人々を観察するのも面白いだろうなあと思う。
by donkeys-ear | 2011-01-25 11:12 | 心のヤミ