2010年 10月 26日
少しすっきり
診察室に入ったら、思ったより先生が元気そうだったので安心した。
体調を尋ねられた(当たり前であるが)ので「ダメです」と応えた。事実、不調続きである。
先生が今までワタクシを見てきた印象は「調子が上がってきた時に自分で抑えてしまっているように見える」とのことであった。言われてみればそんな気がする。
ワタクシはテンションが少しでも高くなると躁転を恐れる。周囲から見ればそんな気配は全くないにもかかわらず、自分でそう思ってしまうようである。テンションが高い事を嫌うのであろう。
今までのワタクシの人生を振り返ってみると、テンションが高かった事は記憶にほとんどない。抑圧しているのだろう。浮かれてはならないと。それと躁転した方の体験談も強烈に残っている。
先生は「一度突き抜けるような体験をしてみたら変わるかもしれないね」と仰った。それはテンションが高くなりすぎる事を不安に思うのではなく、その状況を受け入れると言う事だろうと思う。間違っても躁転のススメではない。ワタクシの場合、躁転の心配は必要ないと言う事でもあると思う。
とはいえ、現段階においてテンションが低いので、新たに薬が処方される事となった。
しかし、落ち着かない。己の状況を把握できていないのだからある意味で当たり前である。
デイケアへ戻っても落ち着かず、一人考え事などしていた。帰る間際、ソーシャルワーカーさんと話をした。本当は時間もあまりなかったので直ぐに帰るはず(迷惑をかけてはならないと無意識に思うのである)だったのだが、親身に話を聞いてくれたため、ついつい甘えて話し込んでしまった。
詳しい事は例によって控えるが「抑さんの悩みが解るような気がします」と仰って下さった。それと「特別な事ではなく、皆さん同じような事を考えておられますよ」とのご意見も頂戴した。
ワタクシは半パニック状態であると思っていたのだが、どうやらそれほどでもないらしい。ただ、自分で自分が見えていない事に変わりはないと思う。そこには焦りもある。
ともかく、話を少し(ではないかもしれぬ)聞いて頂いて、気分は幾分落ち着いた。
「一人で考え込まず、いつでも相談して下さい」との言葉に、感謝の念を抱いた。ありがとうございます。
さて、新たに加わった薬であるが、ネットで調べてみたところ朝食後飲むのが一般的のようである。しかし、ワタクシの場合夕食後である。服薬後調べたので間違えて飲んでしまったのかと思い、処方を確認したところ、確かに夕食後となっていた。
まあ、用量を間違えて飲んでしまったわけではないので問題ないだろう。1日1回飲めば良い薬でもある。いつ飲もうが効果は1日中続くのである。
by donkeys-ear
| 2010-10-26 01:01
| 心のヤミ