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今になって気付いたこと

先ほどまで少し寝ていた。夕食をすませて今 blog を書いている。




 なぜかはさっぱり解らないが、目覚めたときに先日飲み会で話した人から聞いた内容を思い出した。

 最近はみんなデジカメを持ち歩いているようだ。ワタクシも以前は鞄に入れていたのだが、最近はほとんど使っていないこと、重いことを理由に自宅に起きっぱなしである。勿論コンパクトデジカメである。
 まあ、先日の飲み会は久しぶりに集まったメンバーなのでデジカメを持って行こうとも思ったのだが、なんとなく持って行っても何も撮らずに帰ってきそうな気がしたので持って行かなかった。

 飲み会中、ワタクシが話をしていた人でもあるのだが、デジタル一眼レフカメラを取り出して撮影を始めた。会うときにはいつもデジタル一眼レフをお持ちなのだが、毎回違う機種のような気もする。まあ、そんなことはどうでも良い。

 ワタクシもカメラには興味がある。元々は鉄道写真を撮りたくて、小学生か中学生の頃一眼レフカメラを購入した。高嶺の花でもありお年玉の類を貯めて購入したのだ。でも、今は弟の物になっている。ワタクシは別のカメラを買ったので、弟にあげたのである。

 いつものことで脱線したが、その飲み会の時、カメラの話を聞いた。で、基本中の基本を言われたのだった。「相手に何を伝えたいか」を写し取るのだと。

 話をしていたとき、酔っぱらっていたことや他の話題で頭の中が一杯だったこともあり、それほど深くは考えなかった。ところが、先ほど目覚めてこの時の話を思い出したのだ。
 ショックだった。それはなぜか?。ワタクシはこの基本を押さえていなかったのだ。だからこそ自分で撮った写真を見ても「またうまく撮れなかった」と感じるのだろう。
 ワタクシの意識にあったのは何を伝えたいかではなく、単なる記録でしかないのだと思う。それは「ここへ行った」という証にはなっても、どんな気持ちだったのか?、どんな雰囲気だったのか?は写っていないのである。漫然とシャッターを切っただけである。

 何を伝えたいか?。これは見た人の感情に訴えかけると言うことである。と言うことは、撮影者の感情・感性も必要とされるのである。しかしワタクシにそれらは乏しい。

 またしてもワタクシは感情があまり働かず、理性だけで生きているつまらない人間なんだと思い知らされた。

 では一体、どうすれば感情・感性を豊かにできるのか?。何も考えず、感じることから始めるしかないのだろうと思う。頭を空っぽにして喜怒哀楽を感じる事である。
 怒・哀については感じることもある。それ以外をこれから意識してみようと思う。
やはり嬉しいこと、楽しいことが弱いようだ。こうやって、また考えてしまうのだった。
by donkeys-ear | 2010-06-10 20:27 | 心のヤミ