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弱り目に祟り目

本日職場より業務連絡があった。「職場復帰は近いのか?」と。



昨年末、上司達が自宅へきた時、はっきりと「年度内には不可能です」と申し上げたのだが、それが伝わっていないのだろうか?。

お出でになった3人と本日問い合わせてきた人は別人なので、伝わっていないんだろうと思う。
こんな事をやりとりするだけで、どれだけこちらの精神が落ち込むかなど理解していないのだろう。
いつも思うのだが共通認識を持ってもらわないと困る。上司が各々個別で問い合わせてきたところでこちらの状況は全く変わらないのだ。同じ事を何人にも話すのは時間の無駄であり、ワタクシにとっては負担になるだけである。窓口を統一して欲しい。無駄な時間が減れば治療に当てることができる。そういうことも解っていないのだろう。

情けない話しだが、預貯金も特になく収入が一時的ではあっても断たれた状況下にあって、かなりの支出が迫られている。公的な支払いゆえ、生きている限りやむを得ない。
それ以外の出費はできるだけ抑えている。毎日、金銭的不安を抱えているのが現状。これだけでも相当に堪える。

仕事ができる状況であれば戻って給料を頂きたいけれど、今の精神状態ではどう考えても明らかに無理である。

先だって例の件で苦しんだ。そんなことにはお構いなく(伝えていないのだから仕方がないとも思うが)「戻れるのか?」と問われても、無理ですと答えるのが精一杯である。
本日の問い合わせ時、外来では体調が悪化したのでその件を話して終わってしまったと伝えた。そうしたところ、次回の外来で先生の判断を仰いでもらって欲しいとのことである。

相手から見れば、ワタクシが日頃どのように過ごしているかなど知らないから、問い合わせたい気持ちもわかる。
しかし、その問い合わせはワタクシを心配しているわけではないようだ。ただ単に復職へのプロセスを言われるだけである。耳にたこができているかもしれない。
こちらがどれだけ大変な事になっているのか解っていないし解ろうともしないように思う。
母が緊急入院した直後にも同じような問い合わせがあった。今回だってワタクシ自身が救急病院へ行かねばならない可能性もあったのである。
色々な意味で危機的な状況をなんとかして乗り越えている。

元々精神を病んで仕事を休んでいる上に、色々なアクシデントが起きているのである。治療を進めながらそのアクシデントにも対処する必要がある。そのアクシデントによる影響は精神にも反映する。良いこともあれば悪いこともある。今がギリギリのところなのだ。
この状況で戻る・戻らないの話しをされても残念ながら未だにその段階へ至っていないのである。ワタクシは長期戦になることを覚悟して休職し、治療を受けているのである。休職期間を全て費やしても社会に戻れるかどうかは定かでない。

職場とのやりとり。所属している以上、必要なのは理解している。しかし、もうちょっと配慮があっても良いのではないだろうか?。

ただただ、事務手続きを遅滞なく進めることしか考えていないのだろう。
言われることは毎回同じ。

復職するにはその前にある程度の期間職場へ通い、その後組織内の医師による予備審査、さらに間を置いて審査会にかける。この期間約2ヶ月。この期間は休職期間内に行うものであり、現行の診断書記載期間内でそれを行うには直ぐに復職可能の診断書を提出してもらわないと間に合わないと言ってくる。
3ヶ月延長しても事実上1ヶ月の休養で復職へのアクションを起こす必要があるということであり、延長するたびにこのやりとりをする。
一回言われれば解るのに何度も何度も。そのたびにウンザリするだけである。
繰り返すが、そんな短期間では改善しないのだ。長い目で見てもらわねば事態はますます悪くなるばかりである。

「体調が良くなって仕事に戻ってこられそうか?」ではなく「今の診断書期限内に戻るには何月何日までに復職可能の診断書を出してもらわなければ困る」と本末転倒な話をされる。

以前も同じようなことを書いたが、体調優先ではなく事務手続き優先。
これを3ヶ月に最低一回は言われる。圧力をかけられているとしか感じられない。しかもワタクシの環境は良い変化だけではなく悪い変化も少なくないのだ。
完全に悪循環である。こんな制度の運用では治る人も治ることができなくなってしまうのではないだろうか?。少なくとも精神疾患の場合は明らかにマイナスである。

3ヶ月の休職延長をしたのなら、3ヶ月間は干渉して欲しくないのである。職場から干渉されると必ず悪い方向へ向かうのは経験済みである。だからこそ今でも戻れないのだ。

ちなみに、上司によって対応が異なることもある。「そっとしておいてやろう」と思ってくれる人もいれば今回のように「いつ出てくるんだ?」と連絡をしてくるケース。
まめに連絡をしてくれるだけならまだ良い。「体調はどう?」などとこちらを心配してくれていると感じる場合である。
今の上司はそんな印象を全く受けない。ワタクシの状況を事細かに把握し、それを組織の上層部へ報告する事しか考えていないのだろう。最初から最後まで暖かみなど感じないのである。

ワタクシが所属している組織とはこんなところである。
by donkeys-ear | 2010-01-19 21:39 | 心のヤミ