偶然知った曲

ここ一週間は本当に試練の時だったと思う。
様々な意味で煮詰まりながら、どうにかこうにか過ごした週である。
この様なとき、内省を深めてもまた煮詰まってしまう。
と言うことで内省しない話題を書いてみようと思う。






チャイコフスキー作曲「ただ憧れを知る者だけが」6つの歌 作品6 より

ワタクシはこの曲を知る前からチャイコフスキーに魅了されている一人である。
交響曲第6番ロ短調作品74《悲愴》はワタクシの人生そのものとも言える。
チャイコフスキーは躁うつ病であったとの説がある。6番を聴いていると納得する。

話題が少しずれた。今回は6番ではなく歌曲である。
この曲はワタクシが以前 FM 放送を録音していた中に入っていた曲である。
録音レベル調整がうまくなく、音が小さめに入ってしまったが、これを聴いた瞬間「やっぱりチャイコフスキー様は凄い」と思った。
日本では「ただ憧れを知る者だけが」であったり「ただ憧れを知る者のみが」と表記されるようだ。邦題くらい統一して欲しいと思う。
英語名では " None but the Lonely Heart " らしい。
ただ、チャイコフスキーはロシア人なので原題は何なのか気にはなるところである。

この曲はゲーテの作品にメロディをつけたものである。
ゲーテはドイツ人であり、ドイツ語を露訳してできた作品である。その露訳の時にかなり脚色があったとの話もある。したがって日本語訳をするとさらにニュアンスが変わるであろう。敢えて詞は載せないことにした。
ドイツ語を日本語に訳すのも一つだし、ロシア語を日本語に訳すのも一つである。英語版もあるようだから、それを訳すのもまた良いのかもしれぬ。
なにも自分で日本語訳しなくとも訳されたものを検索すれば良いだけである。ワタクシも一応したのだが、ぴたりと感じるものが見つけられなかったのだ。

4分足らずの曲である。それでも十二分にチャイコフスキーの世界を堪能できる。隅々までらしさが感じられる。
個人的にはアンダンテ・カンタービレよりこちらを好む。

英語名の " None but the Lonely Heart " からうかがい知れるとおり、この曲は非常に切なく悲しい曲である。
乱暴な表現をすると「憧れを知る者のみが私の苦しみを解ってくれる」と言うことになるだろうか。

ワタクシの今の心情と似ている部分がある。
それは辛く悲しく孤独を感じている事。それを知っているのはチャイコフスキー様だけなのだ。

この曲を聴くと、少しだけ希望が持てるように感じるのである。
最後は内省してしまったかも?しれない。
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by donkeys-ear | 2009-11-07 23:56 | 好きな楽曲