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パラノイア?

本日、目覚めと同時に頭に浮かんだ言葉である。




 パラノイアとは妄想性の障害のことだと記憶しているが、念のためwikipediaで調べたところ偏執病と書かれていた。日本語に翻訳するとかなり厳しい表現となるようだ。そこにもやはり妄想を伴う障害云々と書かれている。
 少し気になったのは
強い妄想を抱いている、という点以外では人格や職業能力面において常人と変わらない点が特徴
との記述。
恐らく健康な人と同じように見えるが、妄想について自覚がないという事なのだろう。

 ワタクシの場合、これは妄想であると自覚がある(と思っているのだが)。その点でパラノイアではないと思う。ただ、調子が悪くなると被害念慮などが出てくるのでパラノイア様の症状が出ることもあるとこれまた認識をしている。
 妄想と念慮の違いであるが、だいぶ前に主治医へ尋ねたところ、簡単に言うならば「本人が確信を持っているのが妄想」、「確信は無いのが念慮」と聞いた。ワタクシは確信を持つことはないので念慮で収まっている。

 とはいえ、近頃のワタクシは妄想が多い。といっても楽しい妄想、夢みたいなものである。確信がないから念慮とも言えるのだが、一般に妄想と言った方が理解しやすいだろう。
 布団へ入り「そうだったら良いのになあ」と思いながら眠りにつくのである。これは健康的な退行の一つといっても良いのではないかと思う。誰だって、楽しいことを考えるだろうし、考えたいだろう。まあ、現実逃避の一つと言えなくもない。

 パラノイアとは本来病的な症状を指して言うのであり、ワタクシのような状態では当てはまらないのだと思う(あまり自信はないが)。なぜならば、現実場面で問題化するような妄想はないからである。

 でも、自然と頭に思い浮かんだ事を考えると、内省するヒントになりそうだとも思っている。全く関係がないとは言い切れないと感じているのである。
by donkeys-ear | 2011-05-29 11:19 | 心のヤミ