人気ブログランキング | 話題のタグを見る

フッと

トイレへ行ったとき、頭に思い浮かんだこと。




「男ってモンは多少の劣等感を持っていた方が成長するんだよなぁ〜」

念のため、性差関係なく人間一般に当てはまる事だと思う。ただ、男社会特有の虚しさ?みたいな事も含んでとご理解いただきたい。

たぶん、劣等感がなければ人は成長しない。劣等感を持ちつつも、それを克服したいがために人は頑張る(という言葉は好きではないのだが)のだろう。
完全に克服することは不可能だと思う。しかし完全でなくとも意識して向き合う事が重要なんだろう。そして他の分野で優越感を獲得できれば劣等感を補うこともできると思う。

たとえば、算数が苦手でも国語が得意なら良いのだ。みんながみんな算数を得意である必要はない。
何でも良いのだ。補えれば。

問題はここで、補填できる分野があるかどうかである。
というのはワタクシの場合、全ての分野が苦手といっても当たらずとも遠からずなのである。

健康な精神をお持ちの方なら、どこかでバランスをとっているのだと思う。天秤の竿は多少の傾きこそあれど、だいたい釣り合っているのだろう。
ワタクシの場合、明らかに片方に傾いでいるのだと思う。乗せるものがないのかもしれない。そもそも天秤という概念が希薄なのかもしれない。正直、良く解らない。

有り体に言えばコンプレックスの固まりである。
ちなみに日常的に「コンプレックス」と言うと「劣等感」と解釈するが、本来(英語)の " complex " は「複合」といった意味であり、国内で一般的に言うコンプレックスは精神分析用語と先日改めて知った。

劣等意識があまりに強いため、自然と自信というものが持てないのだ。無いに限りなく近いのかもしれない。
まだ休職する前のこと。それほど難しくはないが、見た目はそこそこ大きな仕事を担当していた。上司から「(これをこなしたのだから)自信を持ってイイんだよ」と言ってもらった。ところが当の本人は全然自信につながらなかったのである。「あれもダメだった、ここもダメだった、もっとうまい方法があったのでは?、もっと学ばねばならない!」と思うのが先行してしまう。
似たような仕事を2、3年担当したのだが、毎回思うことは同じであった。完璧思考が露呈するのだ。

別に仕事に限ったわけでもなく、かなり広い場面で後悔や自己嫌悪に陥りやすい。
加えて「できて当然」との思いもある。自己評価は減点されるばかりで加点されることはほぼ無い。

どんな些細なことでも良いから自信を持てれば、優越感に浸ることができれば天秤は振れるのかもしれない。
優越感を全く感じないわけではない。しかし浸ることは今のところできていないように思う。適度な自己陶酔が目標となるのだろうか?。
by donkeys-ear | 2010-03-31 01:34 | 心のヤミ